僕は今まで「リベラル(日本においては左翼と呼ばれる)」言説をリアリズムでもって徹底して攻撃してきた。
(Facebook内でそういう言説がシェアされているのを見ると、潰したくてたまらなくなる)

しかしながら、今や国内における「リベラル / 左翼(もっと言えば理想主義)」は壊滅状態にあると言って良く(僕の攻撃も一助になっていると考えたい。他のブログへ出張してまで潰す努力をしたから)、昨今は所謂「ネトウヨ」が跋扈する状態になってきた。各メディアにおいてもそうである。「嫌韓 / 反中」の記事の方が売れるからである。

だが均衡は保たれなければならない。
特に日本においてはそうだ。太平洋戦争に日本が踏み切った理由のひとつは、マスコミ(特に朝日新聞。「鬼畜米英」を叫ぶ方が平和主義よりも売れるからである)に煽られた民衆の「空気」が軍部をして後に引けない状態にしたと言うのがある。
日本人はトップの大戦略ではなく「空気」で動く。統帥権を持っている天皇がだまっていても「空気」が独走する。

その日本人特有の「空気」の中においては「左 / 右(簡単には分けられないが)」の均衡を保つ努力をせねばならない。思想的「抑止」である。
(「左 / 右」というブロック状のざっくりとした区別を砕き、多様性を確保する必要があるとも直感するが、冷戦期の「東 / 西」と割り切った抑止が巧くいった一方で、その「東 / 西」の区別が崩れた途端、もっと言えば多様性が出てきた途端にテロル、宗教対立、民族紛争が絶え間なく出てきたことも事実であるから、多様性を保つことが正しいかどうかは熟慮を要する)

これよりリアリズムを信奉する人間は、「ネトウヨ」系の言説を潰しにかからなければならない。骨の折れる作業である。一方で、理想主義的言説も同時に叩かなければならない。めんどくさいがやらねばならない。
「脳みそお花畑」であれば本当のお花畑は作れないし、国粋主義でもやはりお花畑を作ることはできない。

Facebookにおいては「空気」(笑)によってタブー視されているようであるから、僕は政治的、思想的に偏った言説を潰しにかかるようなことは(あの場では)しない。
だが僕の自戒にかかわらず、偏った言説をシェアするなどする場合、よく考えてほしい。
まず目の前の言説を分解し、検証しなければならない。
そうでなければ、そのシェアは扇動になり得るからである。